私は,空き家の再生・有効活用の仕事もしています。空き家のオーナー様は,空き家を相続された方や,昔は住んでいたけれども都会に引っ越してもう住まなくなった方など,様々な方がいらっしゃいます。

皆様に共通することは,空き家のまま放置しておくのは不安だけれども,他にどうしようも手が打てない,という悩みを抱えられていらっしゃる点があげられます。

今日も,そんなオーナー様ご夫妻とお会いさせていただきました。私は,空き家を活用する一つの手段として,生活困窮者など社会的弱者の方々への賃貸も視野に入れています。しかし,このことを通常,オーナー様にお話すると,少しばかり敬遠されてしまいます。

もっとも,今日お会いさせていただいたオーナー様ご夫妻は違いました。生活困窮者の方々への賃貸にもご理解を示されていました。わたしが嬉しくて感動する瞬間です。空き家のもともとのオーナー様が世の中のお役に立てるようにと,空き家を賃貸仕様にされていました。現オーナー様ご夫妻もその意思を尊重し,社会的弱者のためになるならばとの思いをお持ちでした。

社会的に弱者だからと世の中からはじき出すのはもってのほかです。みんな一生懸命に生きています。みんな好んでそのようになったわけではないのです。行政も社会的弱者のために必死で頑張っています。しかし,限界があります。私たち一個人で出来ることは何なのか,なにか出来ないのか,関心を持つことは大事だと思います。なんとかしなきゃ,とおもう人が一人でも多くなれば,自然と人と人との絆が出来上がっていくようです。

今日お会いさせて頂いたご夫妻のような心優しい方々との素敵な出会いは,ずっと大切にしていきたいなと思った一日でした。