途中何度も目を覚ましつつ,いつの間にか朝が来た。
宿の近くのセブンのイートインでおでんとパンとコーヒーを頂いた。
同宿に人は,オタクっぽい人が多い。

香港人の若者オタクもいた。
昔,香港に行ったときはほとんどの人が英語を話していたが,この若者はあまり話せないようである。

イギリスから返還された後に生まれた若者なのだろうか。

さて,今日はどうするか?
足も痛いのでもう一泊するか?
若しくは,南を目指して南下するか?

いろいろ迷いつつも出発することにした。
やはり小さいベッドにまた寝ることは苦痛である。

とりあえず台中までは足に痛みがあるのできつそうだから途中のミャオリーというところに宿をとる。

さて,出発だ

昨日マスターに教えてもらったスープを食べるために街の中央に向かった。
昨夜徒歩で行こうとしたが足が痛くて断念した場所だ。

すごくにぎわっている。

とりあえず自転車をバイクの駐輪場に止めた。
ここには地元の人のよりどころとなる有名なお寺があるらしい。
でも,食堂ばかりでどこにあるのかわからない。

駐車場で若い女性にそのお寺がどこか聞いた。
そしたら連れて行ってくれた。
日本語も少し話していた。

女性に感謝の意を述べて別れた。

しかし10秒後に思った。
一緒に食事でもどうですか? と誘えばよかったと。

女性を探したが人ごみの中へ消えていた。
あ~なんとも悔やまれる。
目が美しい女性だった。

ここは,お寺を中心に食堂や土産物屋さんがある。
そこで昨日教えてもらったスープを注文した。

パクチーが入った肉団子と豚肉のスープだ。
宿でもらった巻きずしと一緒に楽しんだ。
ビールを飲みたかったが,今から60km走る予定なので止めた。

食後は,環1に戻りひたすら南を目指した。

ところが,左足がめちゃくちゃ痛い。
左のお尻の付け根から膝にかけて痛い。

右足だけで漕いだ。
もっとも,追い風だったので左足の分以上を風が補充してくれた。

海沿いの景色がすばらしい。

快晴のゴールデンウィークのような天気で気持ちいい。

海の向こうには中国があるのか。

足の激痛は消えず。
途中のセブンイレブンで休憩時にロキソニンを飲んだ。

しばらくしたら痛みも引くだろうと思っていたが,なかなかひかない。
このまま,右足中心で走ることにする。

途中上り坂にさしかかった。
足が痛いのに上り坂は嫌だな~と思った瞬間,右側の山の中から野犬が5匹,突然現れた!

吠えながら追いかけれれた。自転車のペダリングが逃げる獲物のように見えるのだろうか。
そのうちの一匹が足に噛みつきそうだったので,鼻をめがけてケリを入れた。

見事なほどに命中した。
キャイ~ンと泣きながら散っていった。他のワン公も彼にならったようである。

台湾の犬は,黒光りしていて筋肉隆々で見た感じ怖そうである。
これ以来,私を犬を見ると恐ろしくなった。

犬を蹴散らした直後,左手の山が燃えているのに気づいた。
山火事だろうか?

空気も乾燥しているのでどんどん燃え広がっている。
でも,周りには民家もなさそうだし大丈夫か。

なんだかんだで途中途中休憩を入れながら宿らしきところについた。
しかし,だれもいない。

普通の民家だ。

ブッキングドットコムでリンクしてあるグーグルマップで示しているところとは違うようである。
電話してみた。
英語が通じない。
どうしよう

と思っていたら途中から英語が通じる人に替わった。
いま,宿の前に来ている旨伝えた。
ドアのナンバーを送るから自分で開けて勝手に入っておいてくれという。

わかったが,でも,そもそも実際いる場所と住所が違う。
その旨を英語で伝えたら中国語で返事が返ってきた。
あまり英語は話せないようだ。僕もだが。
とりあえず自分で探すといって電話を切った。

とりあえず近くのセブンに行って違う宿を探すかどうかコーヒーを飲みながら考えることにする。
考えたが,ここで諦めたら旅の醍醐味が味わえない。

そうこうするうちに,英語でSNSが返ってきた。
部屋のオートロックの番号が来た。

ということは,確実に宿があるはずだ。
もう一度チャレンジするため,さっきの住所に戻った。

近くにお爺さんがいたから,漢字表記の住所を示し尋ねてみた。
近くに警察署があるからそこで聴いてみれば,と,中国語で言っていたようだ。

そして,お爺さんに日本語でありがとうと述べたら,あなたは日本から来たのですかと,日本語でかえってきた。
久しぶりに日本語で話をされたとのこと。
でも,私たちが話す日本語と全く同じだった。

台湾で日本語を話す高齢の方に,「日本語がおじょうずですね!」と褒めないほうがいいらしい。
彼らは,かつて日本人として教育を受けた方々だ。
話しができて当たり前である。

私は,深々とお辞儀をして別れた。

警察署に着いた。
若い警官が宿の場所を教えてくれた。
やはり先ほどの近くだ。

もう一度行ってみた。
すると,一人の台湾人が私についてこい,というジェスチャーで私を案内した。

だれだろう?
宿の人?

先ほどの場所とは50メートルほど離れた家に案内された。
そこには,小さく「n-square」と書いてある。
探していた宿だ!

案内してくれた男性は,宿の玄関の開け方がわからないらしい。
やはり宿の人ではないようだ。

男性が宿の主人みたいな人に電話をい入れる。
そして,何やら私に伝えようとしているのだが,私は何と言っているのかわからない。

ドアをよく見るとオートロック式のドアである。
もしかして,さっき英語で送られてきた番号は部屋(room)の番号ではなく,この玄関(door)の番号?

まさかー?宿には誰もいないの?
そこで,先ほどの番号を入力してみた。

開いた。

迎えに来た男性と中に入った。
男性も初めて入ったようだ。
誰もいない。

指定された部屋へ向かった。
誰もいない。

まーとりあえず寝床を確保できたから一安心。

ところで,この男性はいったい何者だろう?
言葉が通じないからわからない。

そしたら彼が,街を案内するという。
ジェスチャーでそう理解した。
バイクの後ろに乗って,レストラン2か所に連れて行ってくれた。

すごくおいしかった。
やはりこういうところは地元の人しかわからない。

宿に帰ると,今日から宿のヘルパーをするという若者が来た。
宿のマスターは今,スノボーしに日本に行っているそうである。

なんじゃ~

ここは無人民泊みたいなものか!
よく見ると
英語名「nsquarer」
中国名「任意宿民宿」
と書いてある。

勝手に入れってことか?

まー気に入った。

ヘルパーさんは30ぐらいの男性で,登山ガイドやカヤックのガイドをしているという
ロッククライミングもやるという。

迎えに来たおじさんとヘルパーと私で小一時間ほど話した。
ヘルパーが通訳してくれたので迎えに来てくれたおじさんとやっと意思疎通ができた感じである。

おじさんが帰り,時間ができた。
今,この日記を書いているところである。

現地時間午後10時。
疲れたから寝るか。